岐阜新聞 映画部

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トム・クルーズ主演スパイ活劇第7弾

2023年07月27日

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

©2023 PARAMOUNT PICTURES.

【出演】トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、ヘンリー・ツェニー
【監督・脚本】クリストファー・マッカリー

スクリーンで観る醍醐味を忘れないために 劇場へ行こう!

日本の家庭にテレビが普及して、多くの家の居間に鎮座するようになった頃の話。

テレビの番組や視聴率を話題にする時、よく耳にするのが、"ゴールデンタイム" という用語。これは元々、アメリカの放送業界で使われていた "ゴールデンアワー" と同じ意味の言葉で、日本の業界で普及した。アワーもタイムも時間のことだから、同じと思いがちだが、ゴールデンタイムは和製英語らしい。

業界用語のみならず、番組そのものもアメリカからの輸入品が、このゴールデンタイムに日本のテレビを席巻していた時代があった。

それは1960年代の半ば頃かも知れないが、曖昧になることをご容赦いただき…多くの家でアメリカ製の番組をゴールデンタイム(午後7~10までの3時間のこと)に見ていた。

輸入番組にはドラマのほかに、漫画=アニメ、アニマルドキュメンタリーなどがあった。

ドラマには様々なジャンルや形態があった。西部劇、刑事もの、ホームドラマ、SF、ets…。

トム・クルーズが主人公のイーサン・ハントを演じる『ミッション・インポッシブル』の第1作(ブライアン・デ・パルマ監督)は、1996年に公開された。

元版となったのがテレビドラマシリーズ「スパイ大作戦」で、アメリカでは1966年に放映が始まった。このスパイアクションドラマは評判を呼び、73年まで続く人気シリーズとなった。日本での放映はその翌年、67年4月8日に始まっている。

本作『デッドレコニング PART ONE』は、劇場版シリーズの5年ぶりの第7作となる。

昔、スパイものと言えば、想定される明快な敵が存在したが、今や、実態のよくわからない "謎" を冠した組織だったりするから、話は自ずと難しくなる。イーサンの所属する組織 "IMF" は、かつての母体CIAからも標的とされる。

鍵(キー)を奪い合うストーリーのキーワードはデジタル=AIによる行動予測。よって、現場の駒は、アナログに徹することでデジタルの網を掻い潜る。生身のアクションはデジャブを忘れさせるようにしつこいくらいに長い。

カタルシスに達しない欲求不満のエンディングは、次作=続編への期待に膨らむ。

語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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