岐阜新聞 映画部

“岐阜新聞映画部”

新聞社にはありそうでなかった部署を立ち上げてみました。新聞社というメディアが、もう少し映画というメディアに対峙してもいいんじゃないか、そして、もっと映画について語ってもいいんじゃないか・・と思いました。

映画館がもたらす情報量は、映画が時代の鑑であることや、世界で起こる人間の喜怒哀楽が共通であることを示してくれます。会社でも学校でも決して経験できない教えは、時には人生の師匠に、父親に、親友になるほどの存在です。

東京では、世界の新作映画を年間約1300本観ることができます。映画評論家ですら、全てを鑑賞するのは不可能ですが、素敵なのは、これらを観る環境が都会にはある。これが素晴らしい。同じ環境を岐阜で用意することは難しいですが、その中から厳選した100本の映画を、地元の新聞社が地元の映画館と一緒に上映することはできる。そんな試みを行っています。

日常に映画のある生活を想像してみてください。
例えば、新作を新宿の映画館で会社の後輩とビールを飲みながら観る、観終わった後には居酒屋で語り合う。そのあとロボットのいる店でショーを観る・・なんて、考えるだけで楽しくなる。
あるいは全国ロードショーしていない映画を、ひっそりと佇む映画館でひとり観る・・・なるべく客数は少ない方がよい。そのあと、カウンターの店で一杯飲み、帰路につく。ただそれだけで、いつもの風景が自分の素晴らしい背景になる。

映画を観るということは、何処で誰と何を食べながら、何を観るかを楽しむこと。映画部は、場所、空間、そして作品を通した映画体験を多くの人に味わってほしいんです。

そんなことを真面目に推奨するのが、わたしたち「映画部」。
カラダの栄養価を気遣うのと同様、ココロの栄養価を高めるために、「映画部」推奨の映画たちは貴方の人生の礎になります。素晴らしい映画の想像力は、貴方の未来に宿ります。

優れた映画に立ち向かう人間力を育むためにも、自宅から、スマホから放れて街に出ませんか?

映画を映画館で観ないなんてもったいない。
それが、皆さんに伝えたいことであり、映画部の活動の原点なのです。

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