岐阜新聞映画部映画館で見つけた作品ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE B! コスパ最高!アツアツポイント満載の娯楽映画 2023年07月27日 ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE ©2023 PARAMOUNT PICTURES. 【出演】トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、ヘンリー・ツェニー 【監督・脚本】クリストファー・マッカリー トムが全力疾走するシーンは素直に感動 トム・クルーズは、『トップガン マーヴェリック』を世界中で大ヒットさせ、コロナで疲弊した世界映画興行界を救った一人といっても過言ではない。さらにその内容も、アカデミー賞では作品賞をはじめ6部門でノミネート(音響賞受賞)、日本でもキネ旬2位にランキングされるなど高く評価された。 本作は、『君たちはどう生きるか』と違って予告編もバンバン流され、トムの身体を張ったアクションも事前に宣伝されるなど、期待がいやが上にも高まっていた中での公開だ。 勿論封切り早々に観に行ったが、もの凄いお金のかかったアツアツポイント満載の映画で、コストパフォーマンスは最高の娯楽映画だった。絶対に元は取れると保証しよう。 そんな保証を付けた上で、スマホの機能も使いこなせず、倍速で映画を観ることに抵抗のある初老の映画マニアに言わせてもらうと、話の筋は「2つに分かれた鍵を、敵と闘いながら手に入れる」と至極簡単なことなのに、裏切りに騙し合いに変装などが多すぎて、ストーリーを変にこじらせてわかりにくい。イーサン・ハントがCIA長官キトリッジに変装して脱出するところなど、お面を被った途端に本人になってしまい「それは反則だわ!」と思うくらい都合がよい。 トムが全力疾走するシーンは素直に感動するが、カーチェイスや列車の上でのアクション、オートバイでかっ飛ばすシーンなど、最初は「こりゃ凄い!」と興奮するが、シーンが長すぎて「もういいから話を進めて!」とイライラしてくる。 世界中の風光明媚な場所へ連れてってもらえるのは映画ならではの醍醐味だが、繰り広げられるのはアクションだけで、土地の匂いも街の喧騒もあまり感じられない。 そして「鍵の重要性」がイマイチわからないので、なんでこんなことになってしまったのか説得力に欠ける。 と年寄りの繰り言ばかりだが、認知機能の衰えが原因なので悪しからず。面白いのは間違いない。 語り手:ドラゴン美多中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白さから映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。 100% 観たい! (10)検討する (0) 語り手:ドラゴン美多中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白から映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。 2024年09月10日 / 幸せのイタリアーノ 嘘つきシニョーレと車椅子セニョリータの大人のラブストーリー 2024年09月06日 / 幸せのイタリアーノ 嘘からはじまるロマンチックコメディ 2024年09月06日 / 愛に乱暴 真面目に生きてきた女性が壊れる more 2020年07月15日 / ユジク阿佐ヶ谷(東京都) ハリネズミのイラストが出迎えてくれる映画館 2017年12月06日 / 岐阜ロイヤル劇場(岐阜県) 昭和の薫りを色濃く残す商店街で古き良き時代の名画に触れる 2018年03月07日 / 桜坂劇場(沖縄県) 様々な文化の発信基地として生まれ変わった映画館 more
トムが全力疾走するシーンは素直に感動
トム・クルーズは、『トップガン マーヴェリック』を世界中で大ヒットさせ、コロナで疲弊した世界映画興行界を救った一人といっても過言ではない。さらにその内容も、アカデミー賞では作品賞をはじめ6部門でノミネート(音響賞受賞)、日本でもキネ旬2位にランキングされるなど高く評価された。 本作は、『君たちはどう生きるか』と違って予告編もバンバン流され、トムの身体を張ったアクションも事前に宣伝されるなど、期待がいやが上にも高まっていた中での公開だ。
勿論封切り早々に観に行ったが、もの凄いお金のかかったアツアツポイント満載の映画で、コストパフォーマンスは最高の娯楽映画だった。絶対に元は取れると保証しよう。
そんな保証を付けた上で、スマホの機能も使いこなせず、倍速で映画を観ることに抵抗のある初老の映画マニアに言わせてもらうと、話の筋は「2つに分かれた鍵を、敵と闘いながら手に入れる」と至極簡単なことなのに、裏切りに騙し合いに変装などが多すぎて、ストーリーを変にこじらせてわかりにくい。イーサン・ハントがCIA長官キトリッジに変装して脱出するところなど、お面を被った途端に本人になってしまい「それは反則だわ!」と思うくらい都合がよい。
トムが全力疾走するシーンは素直に感動するが、カーチェイスや列車の上でのアクション、オートバイでかっ飛ばすシーンなど、最初は「こりゃ凄い!」と興奮するが、シーンが長すぎて「もういいから話を進めて!」とイライラしてくる。
世界中の風光明媚な場所へ連れてってもらえるのは映画ならではの醍醐味だが、繰り広げられるのはアクションだけで、土地の匂いも街の喧騒もあまり感じられない。
そして「鍵の重要性」がイマイチわからないので、なんでこんなことになってしまったのか説得力に欠ける。
と年寄りの繰り言ばかりだが、認知機能の衰えが原因なので悪しからず。面白いのは間違いない。
語り手:ドラゴン美多
中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白さから映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。
語り手:ドラゴン美多
中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白から映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。