岐阜新聞 映画部

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名盤 "ザ・ビートルズ=ホワイト・アルバム" 誕生を目撃するドキュメンタリー

2022年10月24日

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド

© B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved

【出演】デヴィッド・リンチ、パティ・ボイド、ジェニー・ボイド、マーク・ルイソン、ルイス・ラファム、ローレンス・ローゼンタール、リッキ・クック、ハリプラサード・チョウラシア、デヴィアニ・サルツマン
【監督・脚本・製作】ポール・サルツマン

音楽的なことはわからないけれど あの頃みんな仲良しだったことはわかる

1957年、イギリス、イングランドのリヴァプールで、ジョン・レノンはバンド "クオリーメン" を結成する。そのバンドは1960年に "ビートルズ" に改名し、レコードデビューしたのが、2年後の62年10月5日のことで、それを始まりとするのならば、60年の歳月が流れたことになる。

バンドとしては1970年に解散(法的に確定したのは71年)している。世界中で再結成の期待がささやかれていたが、1980年12月8日にジョン・レノンはニューヨークで射殺(享年40歳)され、その希望は閉ざされてしまう。2001年11月29日にはジョージ・ハリソンが、脳腫瘍(肺癌)で亡くなった(享年58歳)。ポール・マッカートニー(80歳)、リンゴ・スター(82歳)は健在だが、ビートルズの活動は止まったままである。

にも関わらず、その人気は衰えることを知らない。昨年末にはビートルズの原点回帰、復活を意味する「Get Back」のセッションを記録した60時間に及ぶ映像が、ピーター・ジャクソン監督により3部作のドキュメンタリーとしてまとめられ、『ザ・ビートルズ:Get Back』として配信公開された。

そのドキュメンタリーの締めくくりでもあるルーフトップ・コンサートは、IMAX版映画として再生、劇場公開され大ヒットし、今年になってからもアンコール上映された。

『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、「Get Back」の前に発表された「ホワイト・アルバム」のレコーディングのために訪れていた、インドのでの出来事を振り返るドキュメンタリーである。

1968年、当時23歳のこの映画の監督ポール・サルツマンは、失恋の傷心を癒す目的で、インドに渡り、北部リシケシュのガンジス川の辺りにある僧院マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーを訪ねる。

そこで偶然、滞在中のザ・ビートルズに遭遇する。

映画はその8日間を記録した写真と映像で編まれた構成で、インドの風土、音楽が及ぼしたであろう影響を探究している。インドとビートルズ、そしてホワイト・アルバムを知るきっかけとなる。

語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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