岐阜新聞 映画部

いま、どこかで出会える作品たち

Meet somewhere

孤高のヒーロー期待の新シリーズが始動する

2022年04月06日

THE BATMAN-ザ・バットマン-

© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC

【出演】ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ポール・ダノ、ジェフリー・ライト、ジョン・タトゥーロ、ピーター・サースガード、ジェイミー・ローソン、アンディ・サーキス、 コリン・ファレル ほか
【監督・脚本・製作】マット・リーヴス

ノーラン版に引けをとらないダークな世界観

"バットマン" は、アメリカン・コミックを代表するキャラクターで、"ディテクティブ・コミック誌" に連載が始まったのは1939年の5月のこと。作者はアーティストのボブ・ケインと作家のビル・フィンガーだったが、契約の問題で永くケインの単独作とされていた。近年、ようやくフィンガーの名が共同作者として表記されるようになった。

実写映画化されたのは1943年の『連続活劇バットマン』が最初だが、我々の世代はテレビドラマ版の印象が強く記憶されている。66年から始まったテレビ版は早くも同年に日本でも放送が開始されている。これは当時、数多く放映された他のアメリカ版のドラマと同じく、コメディ色が色濃いもので、コミック同様の擬音が合成で写しだされた。また、相棒のロビンも活躍している。同年、このテレビ版は同一キャストでオリジナルムービーとして映画化された。

久々に映画として復活したのが、ティム・バートン監督による『バットマン』で89年に公開された。バットマンはマイケル・キートン、あのジョーカーはジャック・ニコルソンが演じた。

『THE BATMAN ザ・バットマン』は、両親を殺害されたブルース(ロバート・パティンソン)が、そのトラウマと対峙する決意のもと、バットマンとして犯罪に立ち向かい2年が過ぎていた。ゴッサムシティでは、要人をターゲットにした謎めいた連続殺人事件が発生する。その現場に残されたリドラーを名乗る犯行声明には、嘘を暴くという目的とともに、バットマンに宛てた謎のメッセージが残されていた。

コミックからテレビドラマで固定されていたバットマンのイメージを一変させたのは、2005年の『バットマン ビギンズ』からはじまる、クリストファー・ノーラン監督版で、そこでも本作にもある両親殺害の真相や、麻薬に絡んだ裏社会の存在が提示され、ドロドロとした暗黒世界ばりのダークなイメージを創造した。

バットマンの影の要素を強調し、孤独と静かな闘志を醸しだす。傑作シリーズに引けを取らない作品に仕上げたマット・リーブス監督の手腕を評価したい。そして、ペンギン、キャットウーマンの活躍が次作への期待を膨らませる。

語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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