岐阜新聞 映画部

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モスクワの空港で飼い主を待ち続けた忠犬の実話

2021年06月18日

ハチとパルマの物語

©2021 パルマと秋田犬製作委員会

【出演】渡辺裕之、藤田朋子、アナスタシア、壇蜜、高松潤、山本修夢、早咲、アレクサンドル・ドモガロフ、レオニド・バーソフ、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ、阿部純子(友情出演)、堂珍嘉邦(友情出演)、アリーナ・ザギトワ(友情出演)
【監督】アレクサンドル・ドモガロフJr.

ちょっとずるいと思うけど動物の演技には感動してしまう

1970年代の旧ソ連が舞台。モスクワの空港、ひとりの中年男が慌ただしく出国の手続きに向かう。仕事の関係でプラハ行きが決まっているのだが、愛犬との同行は、検疫の手続きの不備で叶わない。時間に追われ途方に暮れた男は、愛犬を滑走路の脇に置き去りにする。

犬は警備員の追跡を逃れ、飼い主が搭乗した同型の旅客機が滑走路に現れると敏感に反応し、そのまま、飼い主の帰りを待つようになる。

同じ頃、母を亡くした9歳の少年コーリャ(レオニド・バーソス)が、離婚により疎遠になっていたパイロットの父親に引き取られることになり、空港にやって来る。

『ハチとパルマの物語』は、大切な人との離別、同じ喪失感を共有したコーリャと、コーリャによって名付けられたシェパード犬のパルマの絆の物語である。

忠犬ハチ公は、日本人ならば渋谷駅前にある銅像の存在を知らない人はいないだろうし、その物語も今さら語らなくとも広く浸透している。

1987年には『ハチ公物語』として映画化もされた。その監督を務めたのが、岐阜市出身の神山征二郎氏で、映画塾では、昨年8月、『時の行路』のゲストとしてお迎えしている。

また、2018年の4月、『一陽来復 Life Goes On』のイベントで尹美亜監督と登壇していただいたのが、高山市出身の益田祐美子プロデューサーで、日露合作の本作のプロデューサーでもある。

岐阜との縁も深い忠犬パルマの物語は、日本のハチ公の物語と同様に実話を元にしている。

監督のアレクサンドル・ドモガロフJr.は、1989年生まれの俊英。父はロシアの国民的名優ドモガロフ・シニアで、本作にも出演している。

コーリャ役のレオニド・バーソフは200人のオーディションで選ばれたが、映画初出演とは思えない名演を披露している。そしてもうひとりの主役パルマを演じた名犬リリヤは、2010年生まれの女の子である。

語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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