岐阜新聞映画部映画館で見つけた作品イエスタデイ B! 音楽映画としてもラブコメとしても一級品 2019年12月21日 イエスタデイ ©Universal Pictures 【出演】ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ジョエル・フライ、エド・シーラン、ケイト・マッキノン、ジェームズ・コーデン 【監督】ダニー・ボイル 古びることのないビートルズの楽曲の素晴らしさ 近年、特に欧米に於いて実話の映画化作品が増えている。傑作・秀作の割合も少なくはないが、例えクオリティーが高くてもそんな作品ばかりだと、奇抜な発想のストーリーを描いたフィクションが恋しくなる。リチャード・カーティス脚本、ダニー・ボイル監督の『イエスタデイ』は、そんな時に最適な快作だ。 映画の内容は、全世界一斉停電による交通事故で、ビートルズが存在しない世界に行ってしまった売れないシンガーソングライターが主人公のパラレルワールドもの。主人公がビートルズの名曲の数々を歌って、スターダムに上り詰めていく過程を描いたディテールが楽しい。爽やかで後味のよい結末もGOOD! 何よりビートルズの古びることのない楽曲の素晴らしさを改めて痛感させてくれるビートルズ愛に溢れた作品で、ストーリー上でも巧みに生かされている。 音楽映画として優れているだけでなくラブコメとしても一級品で、主人公のジャックと幼なじみの女性マネージャーのエリーとの恋の成り行きからも目が離せない。エリー役のリリー・ジェームズがキュート! 語り手:井上 章映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。 100% 観たい! (8)検討する (0) 語り手:井上 章映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。 2024年03月27日 / COUNT ME IN 魂のリズム ドラムを主役にした音楽ドキュメンタリー 2024年03月27日 / COUNT ME IN 魂のリズム 全編ドラム愛に満ち溢れた、身体で感じられる音楽映画 2024年03月26日 / 瞳をとじて 時と記憶をたどる哀しくとも美しい物語 more 2022年10月17日 / 港南台シネサロン(神奈川県) 生活の延長線にある居心地の良い街の映画館。 2020年09月30日 / 新宿武蔵野館(東京都) 創設百周年を迎えた新宿の伝説的映画館 2020年07月01日 / 新世界国際劇場(大阪府) 様々な人間模様が繰り広げられる新世界の映画館 more
古びることのないビートルズの楽曲の素晴らしさ
近年、特に欧米に於いて実話の映画化作品が増えている。傑作・秀作の割合も少なくはないが、例えクオリティーが高くてもそんな作品ばかりだと、奇抜な発想のストーリーを描いたフィクションが恋しくなる。リチャード・カーティス脚本、ダニー・ボイル監督の『イエスタデイ』は、そんな時に最適な快作だ。
映画の内容は、全世界一斉停電による交通事故で、ビートルズが存在しない世界に行ってしまった売れないシンガーソングライターが主人公のパラレルワールドもの。主人公がビートルズの名曲の数々を歌って、スターダムに上り詰めていく過程を描いたディテールが楽しい。爽やかで後味のよい結末もGOOD!
何よりビートルズの古びることのない楽曲の素晴らしさを改めて痛感させてくれるビートルズ愛に溢れた作品で、ストーリー上でも巧みに生かされている。
音楽映画として優れているだけでなくラブコメとしても一級品で、主人公のジャックと幼なじみの女性マネージャーのエリーとの恋の成り行きからも目が離せない。エリー役のリリー・ジェームズがキュート!
語り手:井上 章
映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。
語り手:井上 章
映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。