岐阜新聞 映画部

映画にまつわるエトセトラ

Rare film pickup

ありがとう岐阜新聞映画部

2024年09月30日

岐阜新聞映画部

岐阜新聞映画部は、「映画館で映画を観よう!」をキャッチフレーズに、2015年12月26日『黄金のアデーレ 名画の帰還』からスタートした。

ミニシアター系の世界の優れた映画を毎月紹介する「映画みんと倶楽部」と、岐阜県出身の映画人を紹介する「CINEX映画塾」の二本立てで、岐阜を愛する、ヤナガセを愛する、映画を愛する皆様と共に盛り上げていきたいと高らかに宣言して始まった。これは新聞社と映画館がコラボして長期のキャンペーンを行う画期的な取り組みだった。

それから2024年9月30日に活動が終了するまでの8年9か月、「映画みんと倶楽部」で紹介された映画の総数は972本(独自調べ)で、毎年100本超の映画が上映された。

CINEX映画塾は、2016年1月30日『はなればなれに』上映と下手大輔監督のトークショーから始まり、2024年6月29日『おらが村のツチノコ騒動記』上映と今井友樹監督トークショーまで80回開催され(コロナや台風による中止の6回を含め、回数としては86回)、監督やプロデューサー、俳優等が登壇した。

そこから派生したアート映画に特化した「アートサロン」は17回(中止1回を含め、回数としては18回)開催され、コアなファンに好評を博した。

私は計97回開催されたトークショーへは76回参加。そのどれもが思い出深く心の奥に刻まれている。

また映画レビューを寄稿した「映画館で見つけた作品」と「映画にまつわるエトセトラ」へは、776本が掲載。それまでは「観たらお終い」で片っ端から内容を忘れていたが、レビューを書くようになってからは映画を考えながら観るようになり、書くことによって記憶を保存しておけるようになった。

この8年9カ月の間には、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で、2020年4月18日から5月15日までCINEXも休館を余儀なくされた。「映画館で映画を観られなくなる」寂しさと「映画館で映画を観る」歓びをあらためて思い知らされた1か月であった。

 「映画を映画館で観ないなんてもったいない。」

映画を観る媒体は以前に比べると格段に増えたが、知らない人と一緒に観る共有体験は格別なものである。

岐阜新聞映画部のおかげで、生涯で最も充実した映画人生を送ることが出来た。最後に映画部に関わったすべての関係者の方に感謝の言葉を贈る。

ありがとう岐阜新聞映画部

語り手:ドラゴン美多

中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白さから映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。

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語り手:ドラゴン美多

中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白から映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。

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