岐阜新聞映画部映画館で見つけた作品ビー・ジーズ 栄光の軌跡 B! 時代に翻弄された兄弟バンドの光と影 2023年01月23日 ビー・ジーズ 栄光の軌跡 © 2020 Polygram Entertainment, LLC – All Rights Reserved. 【出演】バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブ、アンディ・ギブ、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー(オアシス)、ニック・ジョナス(ジョナス・ブラザーズ)、マーク・ロンソン、クリス・マーティン(コールドプレイ)、ジャスティン・ティンバーレイク 【監督】フランク・マーシャル 個人差はあれどきっと耳にした楽曲が流れる マン島はイギリスの本土であるグレートブリテン島とその西方のアイルランド島に囲まれた、アイリッシュ海にある島で、面積は日本の淡路島ほどで600平方キロに満たない。人口は9万人ほどだが、独立した言語があり、グレートブリテン=イギリスにも北アイルランド連合王国の一部でもなく、主権国家でもなく、イギリス連邦の加盟国でもない、という特異な地域となっている。歴史的には連邦諸国の支配下にあったり、貴族を領主とした時代を経ているが、現在は、自治権を持ったイギリス王室属領となっている。イギリスのEU加盟時には、マン島は参加せず、イギリスの特別領域という扱いを受けている。 ビー・ジーズを結成したギブ兄弟は、このマン島で生まれた。1958年、父親の仕事の都合により、家族は揃ってオーストラリアへ移住する。 『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』は、ギブ兄弟によって結成された音楽バンド "ビー・ジーズ" の結成からの紆余曲折の歴史を描くドキュメンタリーである。 映画では触れられていないが、日本においてその存在が知られるようになったのは、1971年に公開された『小さな恋のメロディ』(ワリス・フセイン監督)だったのではないか? 映画は本国イギリスでは注目されなかったが、日本ではヒットし、サントラに収められた「メロディ・フェアー」、「若葉のころ」は、広く親しまれることになった。この楽曲はビー・ジーズのものだった。 映画との深い関わりで言えば、その存在をはっきりと認識できたのは、『サタデー・ナイト・フィーバー』(ジョン・バダム監督/77年/日本公開78年)ということになる。映画の成功は、"ダンスミュージック" の一大ブームを牽引することになった。 バリー、ロビン、モーリス、そしてアンディを加えたギブ兄弟のサクセスストーリーは、その栄光面のみに止まることなく、時代に翻弄された影までを描いている。 語り手:覗き見猫映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。 100% 観たい! (11)検討する (0) 語り手:覗き見猫映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。 2023年11月29日 / 私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰? 権力と闘う信念の女性の生き様で描く政治映画 2023年11月28日 / 私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰? モーリーンさんと権力側との闘いを描いた実話の社会派映画 2023年11月27日 / 燃えよドラゴン 劇場公開版4Kリマスター 私が人生の座右の銘にしている映画、『燃えよドラゴン』 more 2020年02月19日 / 笠間ポレポレホール(茨城県) 休日の朝、家族揃って映画を観る…そんな街の映画館 2019年06月05日 / シネ・ウインド(新潟県) 自分たちの観たい映画を自分たちの映画館で… 2021年06月23日 / 【思い出の映画館】シアターホームラン(埼玉県) 小江戸・川越で映画の灯を守り続けた老舗劇場 more
個人差はあれどきっと耳にした楽曲が流れる
マン島はイギリスの本土であるグレートブリテン島とその西方のアイルランド島に囲まれた、アイリッシュ海にある島で、面積は日本の淡路島ほどで600平方キロに満たない。人口は9万人ほどだが、独立した言語があり、グレートブリテン=イギリスにも北アイルランド連合王国の一部でもなく、主権国家でもなく、イギリス連邦の加盟国でもない、という特異な地域となっている。歴史的には連邦諸国の支配下にあったり、貴族を領主とした時代を経ているが、現在は、自治権を持ったイギリス王室属領となっている。イギリスのEU加盟時には、マン島は参加せず、イギリスの特別領域という扱いを受けている。
ビー・ジーズを結成したギブ兄弟は、このマン島で生まれた。1958年、父親の仕事の都合により、家族は揃ってオーストラリアへ移住する。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』は、ギブ兄弟によって結成された音楽バンド "ビー・ジーズ" の結成からの紆余曲折の歴史を描くドキュメンタリーである。
映画では触れられていないが、日本においてその存在が知られるようになったのは、1971年に公開された『小さな恋のメロディ』(ワリス・フセイン監督)だったのではないか? 映画は本国イギリスでは注目されなかったが、日本ではヒットし、サントラに収められた「メロディ・フェアー」、「若葉のころ」は、広く親しまれることになった。この楽曲はビー・ジーズのものだった。
映画との深い関わりで言えば、その存在をはっきりと認識できたのは、『サタデー・ナイト・フィーバー』(ジョン・バダム監督/77年/日本公開78年)ということになる。映画の成功は、"ダンスミュージック" の一大ブームを牽引することになった。
バリー、ロビン、モーリス、そしてアンディを加えたギブ兄弟のサクセスストーリーは、その栄光面のみに止まることなく、時代に翻弄された影までを描いている。
語り手:覗き見猫
映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。
語り手:覗き見猫
映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。