岐阜新聞 映画部

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リアルを実現させた恐竜映画第6弾

2022年08月04日

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

©2021 Universal Studios and Storyteller Distribution LCC. All Rights Reserved.

【出演】クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、イザベラ・サーモン
【監督・脚本・ストーリー原案・製作総指揮】コリン・トレボロウ

SFでありながら描かれているのは現在=今

『ジュラシック』シリーズの第1作『ジュラシック・パーク』(スティーブン・スピルバーグ監督)が公開されたのは1993年。原作はSF作家であり映画監督でもあったマイケル・クライトン。この原作は発表前に映画化の権利が買われ話題となった。

90年代のはじめ頃は、SFX、CGといった、特殊効果技術が日進月歩で進化していた時代だったが、『ジュラシック・パーク』の映像は、驚いたという形容を飛び越え感動の領域に達していた。

自然の風景に現実のように溶けむ恐竜たち、そこに人が絡み、同化したダイナミックでスピーディーな映像は、特撮の不自然さや違和感を見事に解消していた。恐竜の眼孔が光に反応して収縮するディティール。随所に散りばめられた遊び心。これは大袈裟ではなく、革命と呼べるものだった。

そして、もうひとつのリアルは、琥珀に閉じ込められた蚊などの吸血虫から、DNAを取り出して、その遺伝子を卵に定着させることで、恐竜を現代に復活させる科学的な行程だった。

これがSFを飛び越えて現実になりうるかはさておき、孵化する恐竜の赤ちゃんを見せられた時のワクワク感は、繰り返しになるが、感動した。

『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』はシリーズの第6作で、監督のコリン・トレボロウは、"パーク" が "ワールド" に変わった第4作『ジュラシック・ワールド』(2015年)以来の復活メガホン。製作総指揮は引き続きスピルバーグが担当している。

パークからワールドへの名称変更は、恐竜テーマパークのスケールアップを意味している。

今回はパーク・シリーズの主要キャラクターである古生物学者のアラン・グラント(サム・ニール)とグラント博士の助手で古植物学者のエリー・サトラー(ローラ・ダーン)が復活している。他にも、随所にシリーズの名場面をオマージュ化したシーンが登場する、ちょっとした楽しい趣向もある。

恐竜が人と心を通わせるという幻想はスピルバーグらしい。

語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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語り手:覗き見猫

映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。

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