岐阜新聞映画部映画館で見つけた作品エクストリーム・ジョブ B! 100%娯楽映画でも米映画に負けていない韓国映画 2020年03月06日 エクストリーム・ジョブ ©2019 CJ ENM CORPORATION, HAEGRIMM PICTURES. CO., Ltd ALL RIGHTS RESERVED 【出演】リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コンミョン、シン・ハギュン、オ・ジョンセ 【監督】イ・ビョンホン 痛快なクライマックスでスカッとさせてくれる ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー賞作品賞受賞で脚光を浴びる韓国映画だが、『エクストリーム・ジョブ』を観ると、ポン・ジュノや、『バーニング 劇場版』のイ・チャンドン、『お嬢さん』のパク・チャヌクら国際的に高い評価を受ける監督の作品や、『1987、ある闘いの真実』、『工作 黒金星と呼ばれた男』などの骨のある社会派映画だけでなく、100%娯楽映画に於いてもアメリカ映画に負けない面白い作品を送り出していることが分かる。 『エクストリーム・ジョブ』は、麻薬捜査チームの刑事たちを主役としたアクション・コメディで、張り込み捜査が思わぬナンセンスな展開となり笑いを誘い、最後は痛快なクライマックスでスカッとさせてくれる王道的娯楽映画。 ストーリーが奇抜なのに加えて、麻薬捜査チームの顔ぶれが皆個性的なのも楽しい。個性豊かな登場人物は、映画を活性化させる。 イ・ビョンホン監督は、日本でもリメイクされた人気作『サニー 永遠の仲間たち』の脚本家だけあって、ハートウォーミングな味わいも心地良い。 語り手:井上 章映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。 100% 観たい! (8)検討する (0) 語り手:井上 章映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。 2023年06月06日 / せかいのおきく 阪本順治監督の代表作のひとつとなる秀作 2023年06月06日 / せかいのおきく 幕末を舞台に健気な生業を見つめた青春時代劇 2023年06月06日 / せかいのおきく 小説の連作短編集みたいな味わいの映画だ more 2021年12月22日 / 【思い出の映画館】千日前国際シネマ(大阪府) 戦後、難波の映画街で多くの日本映画を送りつづけた 2022年04月13日 / 長崎セントラル劇場(長崎県) 父から引き継ぐ映画館で映画の灯を守り続ける。 2023年05月31日 / 【思い出の映画館】七ぶらシネマ通り(静岡県) 静岡市内にあった明治時代から続く映画館通り。 more
痛快なクライマックスでスカッとさせてくれる
ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー賞作品賞受賞で脚光を浴びる韓国映画だが、『エクストリーム・ジョブ』を観ると、ポン・ジュノや、『バーニング 劇場版』のイ・チャンドン、『お嬢さん』のパク・チャヌクら国際的に高い評価を受ける監督の作品や、『1987、ある闘いの真実』、『工作 黒金星と呼ばれた男』などの骨のある社会派映画だけでなく、100%娯楽映画に於いてもアメリカ映画に負けない面白い作品を送り出していることが分かる。
『エクストリーム・ジョブ』は、麻薬捜査チームの刑事たちを主役としたアクション・コメディで、張り込み捜査が思わぬナンセンスな展開となり笑いを誘い、最後は痛快なクライマックスでスカッとさせてくれる王道的娯楽映画。
ストーリーが奇抜なのに加えて、麻薬捜査チームの顔ぶれが皆個性的なのも楽しい。個性豊かな登場人物は、映画を活性化させる。
イ・ビョンホン監督は、日本でもリメイクされた人気作『サニー 永遠の仲間たち』の脚本家だけあって、ハートウォーミングな味わいも心地良い。
語り手:井上 章
映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。
語り手:井上 章
映画鑑賞歴44年。出来る限り映画館で観ることをモットーとし、日本映画も外国映画も、新作も旧作も、ジャンルを問わず観てきたおかげか、2006年に、最初の映画検定1級の試験に最高点で合格しました。