岐阜新聞 映画部映画館で見つけた作品カーライル ニューヨークが恋したホテル B! 最高峰のホテルのおもてなしの秘密が、いま明らかに。 2019年10月04日 カーライル ニューヨークが恋したホテル © 2018 DOCFILM4THECARLYLE LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 【出演】ジョージ・クルーニー、ソフィア・コッポラ、トミー・リー・ジョーンズ、アンジェリカ・ヒューストン、ウェス・アンダーソン、ジョン・ハム、レニー・クラヴィッツ、ジェフ・ゴールドブラム、ナオミ・キャンベル、アンソニー・ボーデイン 【監督・脚本】マシュー・ミーレー ウディ・アレンがクラリネットを演奏するというカフェ・カーライルに心躍らされる ラグジュアリーホテルのロビーに行くと、私のような小市民でも、晴れやかでゴージャスな気分を味わう事ができる。かつて友人の結婚式で行った、今はなき赤坂プリンスホテルの、時が止まったような重厚感と洗練されたサービスは、セレブ御用達にふさわしい、落ち着いて品のある趣で田舎者の私を包み込んでくれた。 ニューヨークにある老舗ホテル「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」は、世界中のセレブから愛されている隠れ家みたいなホテルである。決して最新鋭の設備を誇っている訳ではないが、中で働くホテルマン達はみんな誇り高く、このホテルを愛している。お客様に対する真心こもったサービスは、決して押し付けがましくなく、さりげない気遣いで一部の隙もなく優雅におもてなしする。 マシュー・ミーレー監督のこのドキュメンタリーは、ザ・カーライルの摩訶不思議な魅力を、ジョージ・クルーニーをはじめとするキラ星のごとく輝く有名人たちが、その宿泊時の思い出を生き生きと語っていく。それに加えて、お客様の秘密を絶対に洩らさないホテルマンたちのインタビューも交わり、可能な限りでエピソードを披露していく。 ダイアナ妃とマイケル・ジャクソンとスティーブ・ジョブスが一緒のエレベーターに乗った話とか、国連総会に出席するイラク代表団を盗聴しようとするFBIに「ご協力できません」と断ったエピソードなど、歴史の裏話には事欠かないのだ。 個人的には、ウディ・アレンがクラリネットを演奏するという、カフェ・カーライルに憧れる。宿泊しないまでも、このカフェに行けば、もしかしたらウディ・アレンに会えるかもしれないというだけで、心躍らされる。まあ、ニューヨークに行けばの話だが。 55年間働いているベル・キャプテン、36年間働いた吃音症のコンシェルジュ。ホテルをこよなく愛する有名人たち。最高峰のホテルのおもてなしの秘密が、いま明らかになるのだ。 語り手:ドラゴン美多中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白さから映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。 100% 観たい! (7)検討する (0) 語り手:ドラゴン美多中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白から映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。 2021年02月24日 / 天空の結婚式 恋愛に異性も同性も関係ない!歌って踊って大ハッピーエンド 2021年02月22日 / どん底作家の人生に幸あれ! ちょっと変化球気味なディケンズ原作の成長物語 2021年02月22日 / 劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族 岩合マジックがネコ家族を輝かせる more 2018年05月30日 / 名古屋シネマテーク(愛知県) 作り手も観客も映画と真剣に向き合える映画館 2017年12月13日 / 十日町シネマパラダイス(新潟県) 震災を乗り越えて街に再び映画の灯を取り戻す 2019年12月11日 / キネマ旬報シアター(千葉県) 日本最古の映画雑誌社が運営する映画館で映画と本を満喫する。 more
ウディ・アレンがクラリネットを演奏するというカフェ・カーライルに心躍らされる
ラグジュアリーホテルのロビーに行くと、私のような小市民でも、晴れやかでゴージャスな気分を味わう事ができる。かつて友人の結婚式で行った、今はなき赤坂プリンスホテルの、時が止まったような重厚感と洗練されたサービスは、セレブ御用達にふさわしい、落ち着いて品のある趣で田舎者の私を包み込んでくれた。
ニューヨークにある老舗ホテル「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」は、世界中のセレブから愛されている隠れ家みたいなホテルである。決して最新鋭の設備を誇っている訳ではないが、中で働くホテルマン達はみんな誇り高く、このホテルを愛している。お客様に対する真心こもったサービスは、決して押し付けがましくなく、さりげない気遣いで一部の隙もなく優雅におもてなしする。
マシュー・ミーレー監督のこのドキュメンタリーは、ザ・カーライルの摩訶不思議な魅力を、ジョージ・クルーニーをはじめとするキラ星のごとく輝く有名人たちが、その宿泊時の思い出を生き生きと語っていく。それに加えて、お客様の秘密を絶対に洩らさないホテルマンたちのインタビューも交わり、可能な限りでエピソードを披露していく。
ダイアナ妃とマイケル・ジャクソンとスティーブ・ジョブスが一緒のエレベーターに乗った話とか、国連総会に出席するイラク代表団を盗聴しようとするFBIに「ご協力できません」と断ったエピソードなど、歴史の裏話には事欠かないのだ。
個人的には、ウディ・アレンがクラリネットを演奏するという、カフェ・カーライルに憧れる。宿泊しないまでも、このカフェに行けば、もしかしたらウディ・アレンに会えるかもしれないというだけで、心躍らされる。まあ、ニューヨークに行けばの話だが。
55年間働いているベル・キャプテン、36年間働いた吃音症のコンシェルジュ。ホテルをこよなく愛する有名人たち。最高峰のホテルのおもてなしの秘密が、いま明らかになるのだ。
語り手:ドラゴン美多
中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白さから映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。
語り手:ドラゴン美多
中学三年の時に見た「日本沈没」「燃えよドラゴン」のあまりの面白から映画の虜になって四十数年、今も映画から夢と希望と勇気をもらっている、ファッションチェックに忙しい中年のおっさんです。