誰でもワクワクできる魔法ワールド
2019年01月15日
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © J.K. Rowling
【出演】エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、ジョニー・デップ、エズラ・ミラー、ゾーイ・クラヴィッツ
【監督】デイビッド・イェーツ
醍醐味は映画館にあり!
J.K.ローリングによる「ハリーポッター」シリーズは、世界中で読み継がれたベストセラー。その映画化もファンの期待を担いつつ、製作公開され大ヒットを続けた。大阪のテーマパークでは、その世界観を忠実に再現したアトラクションが人気となっている。そう言えば、この映画シリーズは“U”ではなくて、“W”印なんですが…。
と、一応の完結をみた原作と映画だったが、満を持して発表されたのが、「ファンタスティック・ビースト」のシリーズ。いくつか重複するキャラクターがあるものの、お話は別もの=スピンオフとなる。最大の共通点は、ハリー・ポッターとファンタスティック・ビーストの主人公・魔法動物学者のニュート(エディ・レッドメイン)が、同じホグワーツ魔法魔術学院の卒業生だということ。
前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のラストにチラリと登場して、謎めいた存在感を示したグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が暗躍するオープニングから、一気に魔法世界に引き込まれる。
キャラクターも引き継がれ、安定感のある馴染みぶり。ニュートの操る魔法動物が次々と登場する膨大な情報は、幾分抑えられているが、相変わらず愉しい。
お話の舞台は、ニュートの持つどこでもドアならぬ、“どこでもトランク”で、ニューヨークからロンドン、パリと自在に飛びまわる。さりげなく魔法動物を飼育している異空に入るケレン味豊かな演出はファンタジーならでは。
映画興行には“正月映画”という括りがあり、それに相応しい娯楽色の強い作品がラインナップされた。今、その威勢は薄れてしまったが、映画館がどこでもドア=トランクであることに変わりはない。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』はそれにもってこい!醍醐味は映画館にあり!
語り手:覗き見猫
映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。
語り手:覗き見猫
映画にはまって40数年。近頃、めっきり視力が衰えてきましたが、字幕を追う集中力はまだまだ大丈夫です。好きなジャンルは? 人間ドラマ…面白くない半端な回答…甘い青春映画も大好きです。